会社設立をする場合、どのような会社にするのかを決定する必要があります。
とはいえ、個人が会社設立を考えた場合、株式を上場して公開するような公開会社などにすることはほぼないでしょう。
ほとんどの場合は、株式譲渡に制限を設けた非公開会社であり、大会社でもない場合がほとんどです。
大会社というのは、資本金5億以上、もしくは総資本200億以上の会社ですから、普通ではそうそうあり得ません。
どういう会社にするのか、ということは、会社設立に必須である定款の作成にも関わってきます。
どんなスタイルの会社なのかによって、定款の内容が変わってくるからです。
定款を作れなくては会社設立はできませんから、必ず最初にこの部分を決めておく必要があるんですね。
自分ひとりでやっている仕事だという場合は、代表取締役が1人で監査役なし、ということになります。また、家族でやっている事業だ、という場合は、取締役が複数人になるかもしれませんね。
昔ながらの会社のスタイルを取る場合には、取締役3名以上で監査役を設置する形になり、こうなるとそれなりに中規模の会社となるでしょう。
会社設立をするときには、このうちのどれに当てはまるかを考え、それにあった定款を作成するようにしましょう。
定款の作成は、インターネットなどで作成サービスを利用することもできますし、自分でひな形を探して作ることもできます。
定款ができたら、公証役場に行っていよいよ定款の認証を受けます。
自分で作った定款の場合、不備がないよう特に気を付ける必要があります。
定款認証は、紙での認証と、インターネットを利用した電子認証のふたつから選ぶことができます。
現在では、費用面でのメリットが大きい電子認証を選択する人が多くなっています。
定款の作成は、会社設立の手続の中でも、もっとも難易度が高く、気を使う部分だと思います。
会社設立は自分で行っても外部委託をしても、実はそれほど金額面での違いはありません。
なぜかと言うと、その後の継続契約などを条件に、税理士がかなり割り引いた金額で会社設立を請け負ったりしているケースが多々あるためです。
最終更新日 2025年6月12日 by livest